最近何やっても力が出ない。体を動かすのも億劫なのである。
そんな時は、全てに降参し何もやらないというの一つの策だが、二児の母である私にとってはそうもいかない状況である。そこで、赤の力に頼ることにした。今回は赤に宿る力について。
赤に宿る力
皆さんは赤色を思い受かべる時、何を想像するだろうか。
情熱、血、力、エネルギー、太陽、火、行動力、生命力、怒り、欲求不満
赤色から連想される言葉は、力強さを感じるものばかりである。
赤は赤外線の隣に位置する色であり、波長が大きいので、筋肉の興奮効果もあり暖かく感じる色である。それ故、人を赤一色の部屋と青一色の部屋それぞれに入るある実験においては、その体感温度の差は3度あったという結果が出ている。
また、赤の部屋と青の部屋では時間の感覚も異なると言われる。
赤の部屋と青の部屋の時間差
例えば、赤い部屋にいると30分〜40分ぐらいしかいなくても1時間いたような感覚になる。一方、青い部屋においては1時間いても30分〜40分くらいしか経っていないような感覚になるのだ。
その差は約2倍にもなる。
そんな赤色の効果を使って、ファミリーレストランなどでは赤を基調とした暖色系な色が使われることが多く見られる。そこには、食欲色であると共に少しの時間いただけで、十分過ごしたような満足感を与え、店の回転率をあげるという効果を狙っている。
赤の効果:体温が上がる
さて、赤色にはそんな効果があるのだが、実は、私は赤が苦手である。
エネルギーがないと赤とは立ち向かえない、そんな感覚を持っている。赤を身につけるには、心と身体のエネルギーが必要な気がするのである。
しかし、極端に疲れている時は、かえって赤の力が助けになってくれることがある。
身に付けなくても、赤色を見ることで体温が上がり、力強やさとバイタリティーをもらうのである。
赤は身体でいうと、下半身に位置する色である。よく言う勝負パンツとは正に言ったもので、下半身を温めることで動く力を与え、行動へとつなげていく力強さを持つことができる。しかし、表裏一体という言葉の通り、色にもプラスの面もあればマイナスの面も存在する。
赤のマイナス面とプラス面
赤の力が強くなりすぎると、物質欲が強くなりすぎたり、直情的で、短気な面が表立ってしまう。
そこは良いさじ加減というものが必要になるが、とにかく何だかふにゃふにゃしてしまう状態の時は、この赤の力が心と体をシャキッとさせてくれる。
赤の力を借りて行動を起こす
ということで、
PCに向かってカチャカチャと作業をすることが多い仕事柄、ネイルに赤色を取り入れることにしてみた。
すると不思議である。
鏡に映るそのネイルや、PCを打つその手先から根拠のない自信が湧き上がり出してきた。
だらけていた心と体に温かい血液が流れ込み、前進する力が少しずつ蘇ってきたのである。
力強く、バイタリティに溢れた色である赤のもたらす恩恵を感じつつ、その効果の偉大さに赤色のクリックボタンを思わずクリックしてしまうような物質的効果に狙われないよう気を付けたいものである。
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